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繁桝 博昭 Shigemasu Hiroaki

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教授 教員室:A465

生年:
1973年
出身:
神奈川県
所属:
高知工科大学情報学群
   大学院工学研究科 基盤工学専攻 情報システム工学コース
   大学院工学研究科 基盤工学専攻 情報学コース
所属学会:
日本視覚学会, 電子情報通信学会, 日本バーチャルリアリティ学会,
     日本心理学会, 日本基礎心理学会, Vision Sciences Society
学位:
博士(心理学) (東京大学、2005年)
最終学歴:
東京大学大学院 人文社会系研究科 博士課程 単位取得満期退学 (2002)
相談可能分野:
立体視, 立体映像, 映像酔い, 脳機能イメージング, BCI
趣味:
音楽, 映画, 絵画, テニス
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研究紹介

知覚・認知・行動の脳機能イメージングによる研究

専門分野:視覚心理学, 認知心理科学, 認知工学

私たちは眼や耳などの感覚器を通じて外界の情報を受け取り、脳内の複雑な情報処理を経て適切な行動を出力することで、この環境に適応しています。知覚認知脳情報研究室では、この脳内の情報処理過程を心理物理学的手法および脳機能イメージング法により明らかにすることを目的とした研究を行なっています。特に、私たちの脳が3次元空間の視覚情報をどのように処理して奥行きや3次元形状の知覚へと至るのか、その処理プロセスについて検討しています。
 他にも、視覚・触覚・聴覚などの複数の感覚情報の相互作用、視覚的注意の特性、複合現実における知覚と運動の協応、VR酔いなど、研究対象は多岐にわたります。このような基礎的研究によって得られる知見は、3D映像、人工現実(Virtual Reality, VR)、複合現実(Mixed Reality, MR)などの技術において、人間の特性に適合した、より効果的な提示手法を開発することに利用できます。

  •  Temporal order judgments are disrupted more by reflexive than by voluntary saccades
  • 著者
    YABE Yoshiko, GOODALE Melvyn A., SHIGEMASU Hiroaki
    発表誌:
    Journal of Neurophysiology, Vol.111, No.10, pp.2103-2108
    発表年:
    2014
  •  Audio-vocal monitoring system revealed by mu-rhythm activity
  • 著者
    TAMURA Takeshi, GUNJI Atsuko, TAKEICHI Hiroshige,
    SHIGEMASU Hiroaki, INAGAKI Masumi, KAGA Makiko,
    KITAZAKI Michiteru
    発表誌:
    Front Psychology, Vol.3, No.225, pp.1-10
    発表年:
    2012
  •  Effects of the amount of monocular shape information on stereo scaling problem
  • 著者
    SHIGEMASU Hiroaki, SATO Takao
    発表誌:
    Japanese Psychological Research, Vol.54, No.1, pp.27-37
    発表年:
    2012
  •  Correction of Stereo Imperfections and Depth Adjustment for Visual Comfort
  • 著者
    TSUBAKI Ikuko, SETO Mikio,
    HATTORI Hisao, KUMAI Hisao, SHIGEMASU Hiroaki
    発表誌:
    Proceedings of IDW'11, pp.1833-1836
    発表年:
    2011
  •  能動的観察による映像酔いの低減
  • 著者
    松嵜直幸, 原澤賢充, 繁桝博昭,
    森田寿哉, 伊藤崇之, 齊藤隆弘,
    佐藤隆夫, 相澤清晴, 北崎充晃
    発表誌:
    日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol.15, No.1, pp.41-44
    発表年:
    2010
研究室紹介
研究室の写真

知覚認知脳情報研究室:A306

「3次元知覚の心理物理学的検討」
 私たちの目に映る像は、網膜に投影された2次元の像ですが、私たちの目の前に見えているのは、3次元の奥行きのある世界です。網膜に映った像がどうやって3次元の世界へと変換され、知覚されているのか、その処理メカニズムを実験的に明らかにすることがこの研究の目的です。実験では、被験者に3次元映像を見せて、どのように見えるかを見えた/見えない、手前/奥などの単純な反応で計測します。そして提示した映像と反応の間の関係から、視覚系でどのような処理が行われているかを検討します。この研究法は心理物理学的手法と呼ばれています。
 「脳機能イメージングによる知覚内容の推定、およびその手法を用いた脳機能の検討」
 MRIや脳波など、計測した脳の情報から自分の知覚している内容を推定するという研究を行っています。またこの手法を通じて脳のどの部分がその知覚の処理に関わっているかを検討しています。この研究は、効率的な脳コンピュータインタフェースを構築するための基礎的知見としても利用することができると考えています。

吹き出し

高校生のみなさんへ

「天祐自助」天は自ら助くるものを助く。 一所懸命やっていることは、必ずどこかで自分の助けとなります。なかなか先が見えないことの多い昨今ですが、自分を偽らずに誠実に物事に取り組むことが結局は自分に一番実りのあるものとして返ってくることになると思います。

講義科目

感覚・神経生物学, 認知心理学,
情報学群実験3c, 情報学群実験4i

受け入れ可能な専攻

情報と人間専攻
情報とメディア専攻
コンピュータサイエンス専攻

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