Bali(Dec.1995, Jun.1997) ウブド〜クタ

ライステラス

'95年編

 寒い日本を離れて南国の楽園バリへ。バリ舞踊とガムランが好きで日本でも何回か見たことはあったのですが、ぜひ本場で見たい!と思い旅立ちました。今回は初めて一緒に海外へ行く友人と。ガルーダインドネシア航空は乗ったときから南国気分。発の赤道越えを果たしジャカルタ経由でバリへ。空港に降り立った途端むあんとした空気が。おおーっ南国だ。今夜の宿泊地は憧れのウブドですかなんせあたりは真っ暗。ホテルはコテージタイプになっていて、木々が生い茂る中石畳の階段を下ったり上ったりして我々の部屋へ。明日の朝、ロビーまでたどり着けるだろうか…。

 翌日、部屋の外は大自然!木々の向こうにプールが見えていい感じ。でもやっぱり道順がわからなくなっていました。迷いに迷ってようやくロビーへ。今日はウブド散策。中心部までてくてく歩いていったのですがけっこうな距離。5キロくらいあったのでは。美術館が休みだったのが残念でしたが、お店を散策したりしてのんびり過ごしました。お昼はカフェでナシ・チャンプルーとビンタンビールを。午後もひたすら散策。歩きに歩いてぐったりです。夜はプリ・サレン王宮でのラーマーヤナバレエを鑑賞。やっぱり屋内の会場で見るのとは違い、野外で見るバリダンスは幽幻な雰囲気で素晴らしい。ガムランの音も近いので大迫力です。

 もっとウブドに留まっていたいのですが、翌日は移動。道々銀細工で有名な村や彫刻で有名な村に立ち寄りましたが貧乏性の我々は何も買えず。そして午後は今回のメインイベントともいうべきバリダンス体験レッスンへ。ダンス経験が全くないのに無謀にも挑戦してしまいましたがやっぱり難しかった。普段使わない筋肉を使い足腰ボロボロ。少ししかやってないのに・・。でも最後にはレゴンダンスの衣装を着てメイクもばっちりしてもらい、ぎこちないポーズで記念撮影。まるでニューハーフショーのようです。ここのダンススクールの先生はジュゴク(竹製のガムラン)の楽団に属していて、日本にも何回か公演で来ているそう。帰る日に空港のカセットショップでこの楽団のテープを見つけて思わず買っちゃいました。この日はレギャンビーチのホテル泊。

 翌日、もう一つのメインイベント、ラフティングへ。ウブドにバスで移動しアユン川をボートで下りました。ラフティングは初体験ですがとてもおもしろかった!このツアーは到着ポイントで昼食をとれるようになっています。ホテルに戻って昼寝して体力を蓄え、いざクタの町へ出陣!噂に聞いていたクタのビーチボーイ(物売り?)は確かにしつこい。腕もつかんでくるし。それでも無視していると「あなたけちね」と捨てぜりふ。腹が立つけど無視無視。最終日なので根性で歩き回りました。夜はケチャを鑑賞。思えば私がバリダンスを知るきっかけはケチャでした。でもこの舞踊はオランダ統治時代に外国人によって創作されたもの。皮肉にもバリを世界に知らしめるきっかけとなったものですが、外国人から見た、作られた「神秘の島バリ」を演出しているようでちょっと複雑です。でも、踊りのすばらしさは本物。さあ、明日はバリともお別れ。もっとダンス見てゆっくりしたかった。1ヶ月くらい滞在するのもいいかも。でもいつ?

'97年編

 アジア嫌いのだんなでも、バリならきっと気に入るだろうと強引に決めた新婚旅行。これでしばらく海外へ行けなくなるのは目に見えてるので妥協は許さない。約1年半ぶりのバリは、やっぱりむあんとしていました。今回は日没前に到着。ウブドの憧れの宿、クプクプバロンへ。さすが全室スイート、コテージが敷地内に点在し、リビング1室にベッドルーム2室。リビングにはかごいっぱいのフルーツが。チョコレートもある!貧乏人は大興奮。ベランダからはアユン川が見下ろせロケーションも抜群。とりあえず今日はホテルのレストランで食事をしようということになり、ナシゴレンとナシチャンプルをそれぞれ頼んだのですがだんなが早速匂いに拒否反応。おいおい、初日から大丈夫か?

 二日目の朝食はホテルレストランで。ゆで卵を頼んだだんな、おいしさに感激。地鶏の卵なのでおいしいのです。塩もおいしい。そしてウブド散策へ。ホテルからは中心部へのシャトルバスが1時間に1本出ています。同乗した日本人の新婚カップルの希望でギャラリーを見に行きました。彼らは新婚旅行の記念に1枚絵を買うと決めて来たそうです。我々も欲しくなりましたがいかんせんいいものは高い。目の保養だけして貧乏人はすごすごと退散、町を散策することに。モンキーフォレストを起点に歩く歩く。気になるお店がいっぱいで私は目の色を変えて歩き回り、だんなはぜいぜいと後ろをついて来ていました。昼食は田圃を見下ろすカフェで。ミーゴレンやサラダなどを注文。おそるおそる食べ物を口にしただんな、「・・・うまい」。よかったよかった。ここのカフェの奥さんは、なんと日本人でした。でももう長いのか、すっかり馴染んでいるようでした。二人の女の子がいて、目の前で堂々と授乳する姿にドギマギ。でもここではそれが普通なんだろうなあ。日本のご実家から送られてきたという色あせてしまったひな人形が印象的でした。4日目に入ったカフェも日本人が経営しているようでした。日本人がけっこう多いんだなあと実感。そんな人生もいいなあ。もちろん大変なことも多いだろうけど・・。この日はひたすら歩き回り、だんなはぐったりしていました。今回は毎晩バリダンスを見ようと思っていたので、夜はプリサレン王宮でダンス鑑賞。だんなはガムランに大感激。一応ドラムをやっていたので打楽器系には弱いらしい。気に入った様子でよかったよかった。帰りは王宮前の雑貨屋でバリハイビールを買って帰りました。

 三日目はラフティング。これはだんなも楽しみにしていたイベント。前回は英語のガイドしかいなかったのに、今回はしっかり日本語ガイドが付き、日本人観光客の多さを実感。何度やってもおもしろかった!だんなも大満足。このツアーもインドネシア料理のビュッフェがつきました。そして今晩ももちろんバリダンス。ダンスの前に有名なカフェ・ロータスで食事。夕暮れの蓮池を見ながらの食事はなかなか雰囲気がよかった。ダンスを見た帰りに昨日の雑貨屋に立ち寄るとちゃんと顔を覚えていてバリハイを差し出してくれました。でも今日はビンタンビールが飲みたかったので代えてもらってホテルへ。ビンタンのほうがくせがなくておいしい。

 四日目は朝からバロンダンスを見に行きました。朝のダンスというのも新鮮かも。その後、前回見られなかったネカ美術館を見学しました。こういうの見るとやっぱり絵が欲しくなるなあ。でもいったいあの狭い借家のどこに?いつか家を建てられる時が来たら買うことにしよう。(いつ?)昼食はムルニーズワルンへ。四日目ともなるとだんなもすっかり食事に慣れたもよう。しかしサテの甘いピーナッツだれだけはどうしてもいただけない様子です。今日はウブド最後の日なのでがんがん歩き回りました。今回の収穫はアンティークのバロンのお面とウク暦のカレンダー、竹製の風鈴などなど。夕食は通りからちょっと奥まったレストランで。何気なく入ったのですがアヤムゴレン(チキンソテー)がとてもおいしかった!!ライスワインもにごり酒風でいける!やっぱり鶏がおいしいようです。そして最後のバリダンス。今夜は王宮ではなく、少し離れた集会所でやっている、比較的新しいグループのダンスを見に行きました。エネルギッシュで斬新という前評判だったので・・。内容は盛りだくさんで動きは確かに派手なのですが、個人的には伝統的な方が好きかなあ。それにどこかで見たことが・・・と思ったら以前東京公演で同じグループのを見たことがあったのでした。最後のダンス鑑賞だったのに今イチ不完全燃焼です。他のを見ればよかったねと言いつつまた例の雑貨屋へ。今日も顔を覚えていて、ビンタンを出してくれました。せっかく覚えてくれたのに、明日はもう来られないんだけど・・。

 五日目、とうとうウブドとお別れ。ホテルをチェックアウトし、バスでブサキ寺院を見に行きました。ここはバリ最大の寺院だそうですが、一つの寺院ではなく沢山の寺院の集合体だそうで、お祭りごとのある寺院には正装の人々が集まっていました。門前にはお土産やさんが軒を連ね、門前町のようです。山の上にあり、あたりには霧が立ちこめていて神秘的でした。昼食は景色がいいというレストランへ。団体客相手なので味は今一つ。眺望は確かに見事でしたが。その後昔の裁判所というところを見学して、レギャンビーチのジ・オベロイへ。ここが今日の宿泊地です。ビーチ沿いにコテージが点在していて、部屋も新しくてきれい。洗面所も部屋並みに大きい、と貧乏人はまたびっくり。でも個人的には新しくてきれいなところよりも、古くて味があるところの方が好きなんですが。ホテル内を探検した後、いざクタの町へ!スーパーで食材を買い込みました。もちろん塩は忘れずに。夕食は屋台村へ。汁そばと炒めものを頼んだのですが、この汁そばがとてもおいしかった!この旅のベストヒットです!値段も安いし、やっぱり屋台はいいなあ。その後ハードロックカフェに行き、少し飲んで帰りました。しかし屋台が安かっただけに、ハードロックカフェは高かった・・・。

 六日目、今日でバリともお別れです。出発は夕方なので、それまで有効に使わないと。朝食はホテルのレストランで。ビーチにあるのでとても気持ちいい。プライベートビーチがあるので一応泳いどくかってことで小1時間慌ただしく水遊び程度海に入りました。スポーツにはあまり興味のない私。その後クタの町へ。端から始めて全部見るぞ!という意気込みで散策開始。もう一度あの汁そばを食べたかったので、ありそうな食堂を探して入りました。そこの汁そばもおいしかったのですが、やっぱり昨日のがNO.1かなあ。昼食後も歩きに歩いてとうとうレギャンまで歩きました。だんなはもうすっかり嫌になっている様子。夕方ホテルをチェックアウトしとうとうバリともお別れ・・。だんなも思惑通り気に入ったようなので、いつかまた来てやる、と密かに企みつつ空港へ。そして一路日本へ、のはずが出発便の到着が遅れていてなんと深夜になるとのこと。またまた町へ逆戻り。用意されたホテルはあまりきれいではないけどただなので文句は言えない。とりあえず夕食をとる。すでに荷物は預けてしまっているので着替えや洗面道具はないけどすることもないのでシャワーを浴び、中途半端な時間を過ごして深夜ようやく空港へ。この1件でどっと疲れてしまいましたが毎日ダンスも見られたし充実した旅でした。次はいつ行けるのやら。