2011年 6月 2日
問 1. 元記号 で表現できる情報量の定義とその最大値を示しなさい。
問 2. 送信記号を {“0”,“1”} とするような2元通信系で、 送信記号 “0” に対する受信信号が、期待値 、分散 の正規分布に従うとする。 この通信系で “0” を送信したときに判定を誤る確率(記号誤り率)を 0.01 以下にするための判定しきい値(受信信号がしきい値以下であれば “0” と判定する)を求めなさい。
問 3. 新規に計画している通信システムでは、記号 、、、 を送信すると、 それぞれ 0.006、0.001、0.002、0.001 の確率で受信時の記号誤りが発生する。 また、この記号 、、、 は、それぞれ 0.01、0.35、0.25、0.30 の確率で送信されることがわかっている。 このとき、次の問いに答えなさい。
(1) この通信システムで正しく受信できる確率を求めなさい。
(2) この通新システムで記号誤りが起こったときに、送信された信号が によるものである確率を求めなさい。
問 4. 情報源 を次の のように2元符号化した。
000 | 1100 | 0 | 1110 | |
001 | 111 | 10 | 110 | |
010 | 0 | 111 | 0 | |
011 | 1101 | 1100 | 11110 | |
100 | 10 | 1101 | 10 |
情報源の生起確率を
(1) 符号の木を用いて、 のうち瞬時符号であるものをすべてあげなさい。
(2) (1)で求めた瞬時符号すべての効率を求め、最も効率の良いものを示しなさい。
ただし、 、 、 、 として計算しなさい。
問 5. 通信路行列が