◆科目番号: 4036 ◆開講年次: 3 ◆単位数: 2 ◆区分: 専門-実験

◆科目名: 情報システム工学実験第4K ◆旧カリキュラムでの科目名: 情報システム工学実験第4

Experiment of Information Systems Engineering 4, K Program

◆担当教員名: 任向実

講義目標及び講義概要

著しく進展を遂げている情報通信分野で活躍し、さらに新しい技術を生み出して行くためには、基礎的な知識を持つだけではなく、これら知識を有効に応用でき、さらに、新しい知恵を生み出す能力を養うことが重要になる。情報システム工学実験第4では、コンピュータによるネットワークシステムの構築から運用・保守に至るまでの実習の応用的な内容を行う。ここでは、将来通信分野に携わる際の手助けとなるような、LAN及び関連ネットワークサービスの構築・運用・保守に関する知識・技術を習得する。更に、運用環境に適したネットワークのデザインができる能力を身につける。

講義計画

1.WWWサーバ

HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバを構築する。 ここでは、ホームページの公開だけではなく、ProxyやCGI(Common Gateway Interface)などについても学び、ネットワーク資源を有効に利用するための方法を理解する。

2.DHCPサーバ

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバのインストールと設定を行うことにより、クライアントに対して動的にIPアドレスを割り当てるサービスを提供する。ここでは、IPアドレスとMACアドレスやブロードキャストについても理解する。

3.リモートアクセスネットワーク

リモートアクセスサーバを構築することにより、LANの外部からLAN内のサービスを利用することを可能にする。また、リモートアクセスにおけるセキュリティについても習得する。

4.ネットワークプリンタサーバ

ネットワーク上の資源を共有するものとして、ファイル共有と同様にプリンタの共有があげられる。ここでは、ネットワークプリンタの設定とプリンタサーバを構築することで、種々のOSから共有資源を利用するための方法を習得する。

5.LANの分割

LANのサブネットへの分割およびVLAN(Virtual LAN)によるネットワーク構築を行う。ここでは、ルータとスイッチングハブの設定を変更することにより、TCP/IPネットワークにおけるルータやスイッチの働きを理解し、ネットワーク構築法の基礎を習得する。

6.ネットワークセキュリティ

ネットワークを管理するためには、必要とされるサービスを提供するだけではなく、安全でかつ信頼できる通信を確立することも必要である。本課題ではファイアウォールを構築してアクセス制御を行う。また、同時に認証や暗号化などセキュリティ全般に対する必要性を理解を深める。

7.ネットワーク設計

これまでの課題で習得してきた基本的な技術を応用して、各グループ毎にネットワークの構築を行う。これにより、これまでの個々の内容の習熟度を高めるとともに、実際に与えられた環境のもとでユーザの要求を満たすネットワークを設計する能力を身につける。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆テキスト:
『ネットワークリテラシー』(高知工科大学情報システム工学科)

◆参 考 書:
『TCP/IPネットワーク管理』(オライリー)

◆成績評価:
出席状況とグループ毎の課題達成度及びレポートの結果を総合して評価する

◆備  考:
履修の前提となる科目=「情報システム工学実験第3K」 「計算機ネットワークK」 「情報セキュリティK」同時に履修することを推奨する科目=