科目名:情報システム工学実験第4 Kクラス 科目名(英語):Experiment of Information Systems Engineering 4, K Program 科目番号:4036 開講年次:3 単位数:2 担当教員名:任 向実 区分:専門-実験 旧カリキュラムでの科目名:情報システム工学実験第4 講義目標及び講義概要: 著しく進展を遂げている情報通信分野で活躍し、さらに新しい技術を生み出して行くためには、基礎的な知識を持つだけではなく、これら知識を有効に応用でき、さらに、新しい知恵を生み出す能力 を養うことが重要になる。 本実験では、「情報システム工学実験第3」で身につけた基本的なネットワーク構築・運用の技術をもとに、更に「情報セキュリティ」で新たに学んだことなども踏まえ、将来通信分野に携わる際の手助けとなるような、LAN及び関連ネットワークサービスの構築・運用・保守に関する知識・技術を習得する。更に、運用環境に適したネットワークのデザインができる能力を身につける。 情報システム工学実験第4では、コンピュータによるネットワークシステムの構築から運用・保守に至るまでの実習の応用的な内容を行う。また、各実験項目を行った次の回に、その項目に対応するより応用的な課題を設定することで、それぞれの内容に触れるだけではなく、より深く理解する。実験は3〜5人のグループで行い、協働して各実験項目及び関連課題を解決する。 情報システム工学実験第3に引続き本実験を履修することにより、講義で学んだTCP/IPネットワークについての理解をより深め、更に専門的な通信システムに携わるための素養を備える。 講義計画: 1〜2.WWWサーバ HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバを構築する。ここでは、ホームページの公開だけではなく、ProxyやCGI(Common Gateway Interface)などについても学び、ネットワーク資源を有効に利用するための方法を理解する。 3〜4.DHCPサーバ DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバのインストールと設定を行うことにより、クライアントに対して動的にIPアドレスを割り当てるサービスを提供する。ここでは、IPアドレスとMACアドレスやブロードキャストについても理解する。 5〜6.リモートアクセスネットワーク リモートアクセスサーバを構築することにより、LANの外部からLAN内のサービスを利用することを可能にする。また、リモートアクセスにおけるセキュリティについても習得する。 7〜8.ネットワークプリンタサーバ ネットワーク上の資源を共有するものとして、ファイル共有と同様にプリンタの共有があげられる。ここでは、ネットワークプリンタの設 定とプリンタサーバを構築することで、種々のOSから共有資源を利用するための方法を習得する。 9〜10.LANの分割 LANのサブネットへの分割およびVLAN(Virtual LAN)によるネットワーク構築を行う。ここでは、ルータとスイッチングハブの設定を変更することにより、TCP/IPネットワークにおけるルータやスイッチの働きを理解し、ネットワーク構築法の基礎を習得する。 11〜12.ネットワークセキュリティ ネットワークを管理するためには、必要とされるサービスを提供するだけではなく、安全でかつ信頼できる通信を確立することも必要である。本課題ではファイアウォールを構築してアクセス制御を行う。また、同時に認証や暗号化などセキュリティ全般に対する必要性を理解を深める。 13〜15.ネットワーク設計* これまでの課題で習得してきた基本的な技術を応用して、より高度で実用的なネットワークについて各グループ毎に考え、その要求を満たすネットワークの設計・構築を行う。これにより、これまでの個々の内容の習熟度を高めるとともに、実際に与えられた環境のもとでユーザの要求を満たすネットワークを設計する能力を身につける。 テキスト:『ネットワークリテラシー』(高知工科大学情報システム工学科) 参 考 書:『TCP/IPネットワーク管理』(オライリー) 成績評価: 各実習項目毎にレポートを課し、実習内容、実習項目、課題の理解度・達成度,グループ発表および最終課題等を総合して評価する。各実習項目についてのレポート配点を80点(但し、*の項目は30点)、グループ発表の配点を20点、合計100点とし、60点以上を合格とする。 備  考: 履修の前提となる必須科目=「情報システム工学実験第3(4035)」 事前の履修が望ましい科目=「計算機ネットワーク(4022)」 同時に履修することを推奨する科目=「情報セキュリティ(4021)」