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◆制作者と教室名:任 向実 情報システム工学教室 ◆ 開講年次: 3 ◆ 単 位 数: 2 ◆ 区 分:選択 ◆ 科 目:データベースシステム( Database Systems ) ◆ 担当教員:任 向実 ◆ 教員オフィス:A469 ◆ 講義の目的: データベース技術は,情報化社会においてさまざまな情報の統合利用を実現するうえでの重要な基盤技術の一つである. データベースシステムがないと情報システムが成立しない. 本講義は,データベースの基本理論・設計方法を理解することを目的とする. 具体的には (1) データベースの概念,実世界のデータをコンピュータの中に取り扱うためのデータモデル (2) データベースを一元に管理・操作しやくするためのデータベース管理システム (DBMS) の機能 (3) DBMS が使用するデータベース言語のひとつである SQL 言語 について学習する. データベースには多くの概念や用語があるため,データベースの本質を理解しにくい.そこで,課外では自ら講義テキストや参考書などを勉強することも求める.すなわち,本科目に積極的に取り込むことを強く要求しておく. ◆ 講義の進め方: (1)データベースの概念,実世界のデータをコンピュータの中に取り扱うためのデータモデル (2)データベースを一元に管理・操作しやくするためのデータベース管理システム(DBMS)の機能 (3)DBMSが使用するデータベース言語のひとつであるSQL言語,について順で学習する.
この授業は,10回の講義、3回の小テストと2回の試験(中間試験と最終試験)からなる. その結果は成績評価の一部に利用する.データベースには多くの概念や用語があるため,データベースの本質を理解しにくい. そこで,課外では自ら講義テキストや参考書などを勉強することも求める. ◆ 達成目標: 前半はデータベースとデータベースシステムの基本概念を学び,データモデルを理解する. 後半はデータの正規化を学び,データベース言語SQLの基本を理解する. 講義と演習を通じて,次の水準を修得することを目標とする. ・データベースシステムの仕組みが理解でき説明できる ・データモデルが理解でき説明できる ・リレーショナルデータベースの基本理論が理解でき説明できる ・リレーショナルデータベース言語の基本が理解でき説明できる ◆ 講義計画: 1.講義内容と目的の紹介:本科目の目的,達成目標,講義内容の概要と予定,参考書の紹介,実施方法および成績評価を説明する. 2.データベースシステムの基礎概念,データベースの定義,データベースシステムの構成要素について解説する. 3.DBMS機能トランザクション処理について解説する. 4.小テスト1 5.データモデル:データモデルの概念,エンティティ・リレーションシップ・モデルについて説明する. 6.リレーショナル・モデルについて解説する. 7.リレーショナルデータモデル:リレーションのデータ構造,要素,属性,リレーションナルデータモデルにおける整合性制約について解説する. 8.小テスト2 9.エンティティ・リレーションシップ・モデルのリレーショナルデータベースへの変換について解説する. 10.中間試験 11.リレーショナルデータベース設計:設計工程とデータモデルの関係,関数従属,正規形について解説する. 12.SQL言語:データベース言語,データ定義機能,データ操作機能,制御機能について解説する. 13.小テスト2 14.SQL言語の4つの基本操作 15.定期試験 ◆ テキスト: なし.必要に応じてプリント配布を配布する. ◆ 参考書 : [1] 弓場秀樹,武田喜美子著:データベース設計・構築 [ 基礎 + 実践 ] マスターテキスト,技術評論社( 2003 年 3 月) [2] 北川博之著:データベースシステム,昭晃堂 (1996) . [3] 小泉修著:図解でわかるデータベースのすべて―ファイル編成から SQL まで,日本実業出版社 (1999). [4] 村井哲也:初歩のデータベース,昭晃堂 (2004) . ◆ 成績評価:演習 30 点(各 10 点 x 3 回),中間試験 30 点,期末試験 40 点とし,総計 60 点以上を合格とする. ◆AA:総合的に見て達成目標全体の90%に到達した場合 ◆A:総合的に見て達成目標全体の80%に到達した場合 ◆B:総合的に見て達成目標全体の70%に到達した場合 ◆C:総合的に見て達成目標全体の60%に到達した場合 ◆ 履修上の注意:なし 専門 - 履修登録必修科目 専門 - 計算機ソフトウエア領域選択必修科目 (24 単位中 16 単位 ) の内,2単位 |
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