情報学群の研究室は、キャンパス西側の教育研究棟Aにあります。情報学群の学生は、主にこのA棟で活動することが多く、日々の講義を受けたり、研究を行ったりしています。ほかにもA棟には、情報学群の先生方の個室、実験などで使用するワークステーション、情報学群学生実験室などがあります。また、同じくA棟に位置する総合研究所・脳コミュニケーション研究センターでは、fMRIや脳波測定システムなどを用いて、人間の脳と情報とを結びつける先進的研究が行われています。このように充実した設備に囲まれ、静かな環境の中で集中して学業に励むことができます。
ワークステーションは、主にコンピュータを使用する講義で使われます。ワークステーションはA/B/C棟それぞれにあり、工科大生であれば自由に出入りでき、最新のWindowsまたはMac OSを搭載したコンピュータを使う事が出来ます。
ワークステーションでの講義は、「情報科学1」・「情報科学2」や「情報学群実験第1」・「情報学群実験第2」などを筆頭に、その他講義や演習でも使用します。そのため、情報学群の学生には最もなじみの深い教室となっています。
講義などでワークステーションを使用していない時間は、レポート作成や印刷、プレゼンテーションの作成などが自由に行えます。Microsoft Officeなどの一般的なソフトウェアはもちろんのこと、A/CワークステーションではMathematicaやMatlabなどの数値計算ツール、XCodeやgccといった開発環境も自由に使うことができ、日頃の学業を支援するソフトウェアがそろっています。
高知工科大学には脳コミュニケーション研究センターが所有するMRIスキャナーがあります。MRI(Magnetic Resonance Imaging)とは核磁気共鳴現象によって発生する信号(MR信号)を画像化する方法のことを指します。近年ではMRIを応用したfMRI(functionalMRI)という方法を用いた研究が多く行われています。 fMRIは非侵襲的に神経細胞の活動に伴う脳血流の変化を調べることができます。 MRIスキャナーは脳神経を解明することを目的に、情報学群の研究でも使用されています。